【あとがき】
なにこれさんは最初、なんとなく描いた落書きから生まれた子です。
その時から名前はなにこれさんでした。まあ、その…名前は適当です。
そのあと同じ世界観のキャラを3人作りました。
ありこさん、きゃんでぃちゃん、ひょうしきくんです。名前は適当です。
お話がまとまったのはキャラを作ってから約1年後弱。
それまではなんとなーくの話を考えて放置してました…。
ようやく話がまとまって漫画にとりかかり、今に至ります。
作品のテーマは子供の死です。
あの4人は中学生以下の幼い子供です。
まだまだやりたいことや夢がある年頃。
そんな子達の死後のお話です。
あの世界はなんのためにあるのか?あの黒いカイブツはなんなのか?
食べられた3人はどうなったのか?最後に残ったなにこれさんは?
それらはそれぞれの解釈にお任せします。
(と言いたいところなんですけど一応設定あります。
でもこれは"私の解釈"ということで、それぞれの解釈を持ってもらいたいなぁと思ってます。)

創作中心サイトとして、何か作品をひとつでも完成させなければ…
そんな思いで描いた作品だったりしますが愛はこもってますよ。

【キャラ説明】

なにこれさん:西子玲奈(にしこれいな)
心臓の病気で死んだ女の子。享年12歳。
中学に通うのが楽しみで、来年通う学校の制服を大切にしていた。結局中学には上がれなかった。
海とか水が好き。魚が好物。
死んだ後に、おかしな世界でなにこれさんになる。
水に溺れる(水は好きだが泳いだことがない)。魚を食べる(好物だから)。
心臓に矢が刺さっている(心臓の病気の現れ)。
パッチワークのような髪(おしゃれ。普通の女の子みたいに、可愛い服を着たりしたかった)。



ありこさん:羽田愛理子(はねだありこ)
病弱な女の子。寒い冬の日、天使を探して遭難。そのまま死んだ子。享年7歳。
東北に住んでる。山の方。健康な体に憧れていた。
クリスマスの夜に、天使に会えれば願いがかなうという話を信じて探しに行ったが山の奥で遭難した。
倒れて意識を失いかけたとき、白い光を見る。天使に会えたんだ・・・と、最後は笑顔で死んだ。
白い光の主(死神の一種?)におかしな世界に連れてこられる。
体にたくさんの羽(天使の羽。両手、腰に2つずつ、両足、背中2つ、背中の腰に小さいの2つ、
しっぽのように生えてるのが一つ。合計13。不吉な数字)。
グラデのかかったキラキラした髪(グラデは冬の夜。キラキラは天使の光)。



きゃんでぃちゃん:アメリア・メルティ
お菓子が大好きなお金持ちの女の子。食中毒で死んだ子。享年8歳。
生まれつき体が弱く、定期的に薬を飲んでいた。
我儘で強欲なよくいる女の子。いけないものを食べてしまい、食中毒を起こして死んだ。
死んでもなお欲は収まらず、おかしな世界でお菓子な魔女になる。
体中にキャンディ(大好きだから。いつでも食べれるようにしたい)。破れたドレス(もっともっと、遊びたい)。
ぐるぐるの目玉(中毒の現れ)。下の口(いっぱい食べれる大きなお口)。



ひょうしきくん:ルーク・レギール
頭のいいお金持ちの男の子。ルールを守らないのが嫌い。事故で死んだ子。享年9歳。
ある日両親と車でどこかへ向かっていたのだが、向かってきた車とぶつかり乗っていた家族は全員死んでしまった。
死んだあとにおかしな世界に来る。ルールを守らない子が多いから、注意しに行かなきゃと。
禁止標識(禁止することは平穏を守るということ)。矢印の目(進むべき道を示す。ぶつからないように)。


【解説?】

おかしな世界(死後の世界。彼岸。この世とあの世の境界に位置する)
なにこれさんたちの住む世界。定まった形をしていない。ある日突然森ができるし湖が干からびる。そんな世界。
死んだ子供の遊び場。まだ生きていたいという子供たちの気持ちが、この世界を作った。
ある程度のことはなんでもできる。空を飛べたり、何もないところからお菓子を出したり。
自分が死んだことに気付いていない。もともとここに住んでいたと思っている。
ここに来た子供は記憶を持ち続けることができない。何日も前のことなど覚えていない。
また、この世界に居続けると世界と同化しておかしな化物になってしまう。
それぞれの姿が生前の姿と違うのはだんだん化物になっているということ。
最初は生前の姿だったが、おかしな世界に居続けたせいで変形していった。皆それに気づくことはない。
(本来死んだ者が行くべき場所ではない為、そこに居続けると転生できなくなる。)

黒いカイブツ(死神)
なにこれさんたちを食べようとする。
死神さん。おかしな世界で遊んでいる子供を本来の死後の世界に送る。子供たちからは黒くて不気味な怪物に見える。
死神さんに食べらた子供は、自分がどうやって死んだかを思い出す。そして、死後の世界へ旅立つ。

食べられた3人
死神さんに食べられて、本来の死後の世界に来る。END扉は人生の終わり。つまりあの世への入口。

最後に残ったなにこれさん
黒いカイブツを食べてしまったなにこれさん。
そのおかげで生前からここに来るまでの記憶を取り戻す。
ついでに今食べたのが死神さんで、この世界から助けてくれる存在だということも知る。
自分が死んでいて、もうこの世界から出られないことに気付いたなにこれさんは涙を流す。
そうして長い時間がたって、なにこれさんは化物になってしまった。


感想などがあったら掲示板とかに書いてくださるとうれしいです。今後の励みになります。
質問も受け付けますよ。正直深く考えてるわけではないですが…。
なにこれさんたちを描いてもいいのよ。
ここまで読んでくださった方はお疲れ様です。そしてありがとうございました。

 

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